2010年5月12日水曜日

テナント選定

テナントの目星は何ヶ月か前からつけていたのです。
きょう日はネットで”山科区””テナント”と検索すると仲介業者のサイトがいくつもヒットするし、いちいちの物件の内容まで把握できる。便利な時代になりました。ずいぶん前、仕事で不動産物件をさがしたことがありますが、区内の不動産仲介業者をいくつも周り、こちらの希望条件を伝え、出物があったら紹介をしてくれるように頼んでまわったものでした。その時もネットはありましたが、業者への連絡のためにしか使えなかったような。
それが今は自宅で様々な物件をさがすことができる。物凄い変革のただ中をくぐり抜けてきたわけですよねえ。
で、物件さがし。
条件としては、
1,山科区内。(もともとの動機が「家の近所で手打ち蕎麦喰いたい」ですし、地元で勝負したい。)
2,地下鉄駅近く。(街場で気軽に手打ち蕎麦、ちうのんもコンセプトですので。)
3,自宅近く。(長距離通勤は続かないでしょうし。)
4,スケルトンではなく「居抜き」。(なるべく初期投資は低く抑えたい。)
つまり、がらんどうでイチから造作が必要なところではなく、飲食店を営業していたところが全部ないし一部をそのまま残しているところを使いたい。
5,家賃(テナント料)の要らないところ
 まあ、しかし5番目の「家賃」については一定の譲歩はしても良いと思っていました。(^_^;) とはいえ安いにこしたことはない。
といった条件で探してたら、あったのです。そうそう都合良く居抜き物件なんか出てこないと思っていましたのでありがたい。
とりあえずは実地検分。
仲介業者に連絡して中身見せてもらうと、なんだかビミョーな感じ。中身は割といい感じに思えましたが、通りからすぐには見えにくいところに店の入口、そこへ至るエントランスはマンションの駐輪場と併用。京都風に言うと「ロオジの奥」ということになるかも知れませんが、とてもそういう風情ではない。どうしょうかな。
 周辺はマンションや商業施設がある区内ではわりとメジャーな人の集まるところ、のそば。

何ヶ月か様子を見たり周辺地域の状況を分析したりとかしてたんですが、考えたら手打ち蕎麦屋は目抜き通りで目立つ所にある必要はない。山ん中で繁盛している店すらある。もちろん美味いというのが前提ですが、手打ち蕎麦の専門店というのはマニアックな客が集う特殊な世界、というと怪しくなってしまいますが、蕎麦好きは旨い蕎麦を求めて何処へでも行く人種なんですよね。で、場所のわかりにくさというのは讃岐うどんブームが立証したように必ずしもマイナス要因ではない。むしろそれが魅力にもなりうる。
地下鉄駅そばで交通便利でありながら隠れ家探訪的な雰囲気を漂わせてる、っていいかも。

というわけで決断をいたしました。
まあ、駐輪場きれいにしてほしい、とかあれこれ前提条件はあるのですが、それがクリアできるのならここでいいかな? 

で、今日はテナント料をはじめとした条件についてこちらの希望を仲介業者の担当の方にお伝えしたのです。担当の方から家主さんにこちらの意向を伝えていただき、具体的にご検討いただく。

どうかお聞き届け下さいますように、と祈っているのです。
もしも願いが叶うなら、吐息を白いバラに変えて、家主さんには当店永久無料パスを進呈しましょう、深く感謝しながら。とかマジで思ったり。

んじゃまた
亭主敬白