2011年3月31日木曜日

超絶美味の天ぷらネタ

こんな時に不謹慎かも知れませんが…
とはいえ、震災や原発の直接の被害をうけていない西日本は元気に生産活動と消費に取り組んで日本の復興を牽引するべきだと思うのであります。

以前にも書きましたけど、いろんな食材を天ぷらにして遊んでいるのでありますね。この時期ですからタラの芽、ふきのとうやらの山菜とか。出入りの業者が提案してくれた生麩とか。

で、ふとした拍子に出会ったのですね、天ぷらにすると超絶美味な食材に。
さくっと揚がった衣でコーティングされた中に旨味がぎゅっと濃縮されて、同時に、火を通して温められたタンパク質がよりいっそうの旨味と食感を増して、いやもう何とも美味美味美味。試食したスタッフ達も異口同音にうまいを連発。いやあ、なんでこんなうまいもんが天ぷらネタとして人口に膾炙しなかったのか、マジ疑問なのであります。
しかも特に高級食材というわけでなく、この時期どこのスーパーでも手軽に入手できる至って大衆的なネタ。
問題があるとすれば、あんまり美味いので洗面器一杯、いや、たらい一杯食べたくなってしまうことですかねえ。それほど美味しいのであります。
こんな美味いもん、メニューに載せなくてどーする?これで儲けたろうやないかい!ということで早速販売しています。
一口食べれば陶然となること請け合いの天ぷら、ぜひたくさんの方に食べていただきたいと切にこいねがう次第であります。

で、その食材とは一体何なのか?
意地の悪いことに内緒にしてしまうのでありますね。真実を知りたくば自ら足を運んでいただきたく。あしからず。でもね、喰えば絶対納得しはりまっしぇ、「超絶美味」という形容の正当性を。
そゆわけで、多くの皆様の御来店をお待ち申しているのです。

んじゃまた
亭主敬白

2011年3月17日木曜日

東日本大震災 お見舞い申し上げます

言葉がありません。

犠牲者の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。
事態が早期に収拾され被災者の皆様に平穏な日々が戻ることを祈っております。
救援・復興・原発事故対処に当たっておられる皆様の御献身に敬意を表します。

当店店内にも募金箱を設けておりますが、多くの方が義援金にご協力されますことを一蕎麦屋としてもお訴えしたいと思います。

亭主敬白

2011年3月2日水曜日

バージョンアップ

明日をも知れぬその日暮らしの毎日の繰り返しなのですが、月日のたつのは早いもの、定休日の本日は開店からちょうど半年。いやあ、どっこい生きてるサバイバル。支えて下さるお客様に感謝感謝であります。
この間、小さな改良を積み重ね、少しずつまともな蕎麦屋に近づいていくプロセスを踏んでいるわけであります。不揃いな蕎麦達が細く揃うようになったり、茹で時間や水切り回数を改善したり、蕎麦湯がこくなったり、天ぷらの衣が進化したり等々。
そうそう、メニューもだいぶ増えました。冷たい蕎麦オンリーから温かい蕎麦もお目見えし、かやくご飯のセットメニューも登場。辛味大根もメンバー登録いたしました。
こないだうちからはコーヒーも出すようになりました。(手打ち蕎麦屋のコーヒー、是か非か、という議論はあるでしょうが、個人的に食後のコーヒーは是非!と考えておりますもので)

さて、半年を機にしたバージョンアップですが…
天ぷらのさらなる進化を期したい、と。
その1
天つゆ、つけます。
確かにねえ、抹茶塩だけではねえ、ちとつらいかも。自慢ぢゃあありませんが、いやもちろん自慢ですが、他店に比べるとウチの天ぷら、品数多いし、海老も大きめノンが2尾デンと載ってて、従って量が多い。なおかつこの間の改良進化でサクサク衣を身にまとうわけでありますから更にボリュームがアップしているのであります。これを抹茶塩だけで食べるのは確かにねえ。
かといって蕎麦つゆは天つゆ代わりにするには辛すぎるし…。
と言うことで満を持して天つゆの登場であります。オペレーション上、工程が増えるのが難点ですが、まあ、しゃあないね。美味しいものたべてもらいたいし。

その2
揚げ油を換えます。新米蕎麦屋には分不相応な感じもしますが、高価なコメ油。あんまり馴染みがないですが、油の香り、揚げ揚がりの軽さは大豆に比べると格段に差があるのでありますね。文句なしにうまい。うまいから多少のコスト上昇は覚悟しても使う。文句あっか、って感じですわ。
ん~と、天ぷらの価格はそのままだから、あらら、また儲けが減るやないの。ま、これもしゃあない。昔から計算は苦手なほうですから。

というわけで3月からのバージョンアップ、「蕎岳2.0」のお目見えは明日から。乞うご期待。

んじゃまた
 亭主敬白