2010年6月9日水曜日

餅は餅屋という話

改装工事関係をどこに依頼するか。
当初、知り合いを通じて紹介をしてもらった工務店Aさんにお願いをして種々見積をとってもらっていました。
しかしながら高い。予算を軽く超えてしまう。いろいろアイデアを絞ったけれどもそうそう安くはならない。しかし、これは適正価格であるのか?どうにも判断がつかないので、別の工務店Bさんに相見積をお願いしてみたのです。当初、希望する工事にどれほどかかるものか、その相場がわからないのでAさんにはとりあえずの見積を出してもらったのですが、Bさんには「総額こんだけで」と枠組みを提示して見積依頼。
そうしたら、ちゃんと予算内におさめた見積が出てきた。あ、なんや~、いけるんやんかいさ。

ただA.Bともに一般住宅の施工がメインの工務店さん。実は厨房の改装工事なんですが排気やら消防関係の基準をクリアした工事内容になっているのか、もともとの案をもった施主としてはその辺がちょっと不安で、見積額が予算におさまったとはいえまだ安心できないと感じていました。

で、厨房機器や食器等を総合的に扱っているお店が改装工事もやってる、とのことでそこにも見積をお願いしてみた。
ふむふむ。ちゃんと予算内に収めてくれてるのは前提として、施主として不安を抱いている部分についてきちんと法令を踏まえて具体的な工法を提案し、こちらの予算を考慮してもくれる。予算を考えて涙をのんで諦めた部分の工事も割愛する必要なくきっちりやってくれるみたい。それはもう、ノウハウがしっかりあるんや、という感じがびんびん伝わってくる。
ああ、そういうもんか。
店舗作りというのは、それなりに専門分野なのですね。工務店ならどこでもできる、というわけではないんだ。こいつは考えが甘かった。やはり餅は餅屋。
たとえて言うなら餅を求めて今まで近所のコンビニやスーパーに行ってたけど、やっと餅の事をよく解ってる専門店に巡り会えた、という感じ。だいぶ遠回りしてしもたなあ。ま、しかし、実際着工する前に気がついてよかった、とも言えるか。
やはり、相見積もりは大事ですね。お金を安くあげるという事もあるけれど、それ以上にビジネスパートナーとして信頼できる専門性を持った相手を選ぶ過程でもあるのだ、ということを痛感。

権中納言教忠ふうに言うと

相見積(あいみつ)の 後のこころにくらぶれば 昔はモノを知らなかったぜ

んじゃまた
亭主敬白