その1週間後くらいに面接があったのでした。
そこでの指摘事項が以下の点。
1,担保の評価額が足りないよ
2,収支計画の収入見込みが甘いんじゃないの?
担保については身内に無理言って別の物件を担保にすることでなんとかかんとか手を打ちましたが、それはそれでやはり一苦労ではありました。
もっと問題だったのは、見込みが甘いんじゃないのか、と言われたこと。担当の方のおっしゃることはそれなりの根拠はあるようで、それでいくと当初見込んでた支出と合わせると到底経営としては成り立たない。と、ここで一気に不安になってしまったのでありますね。
乾坤一擲の大勝負とはいえ万歳突撃するわけにはいきませんもんね。何らかの成算が見込めるからこそ勝負したろうと思っているわけで…。それが根底から覆されたような思いでしばらく冷や汗かきつつ不安から来る胃の痛みと嘔吐感に堪えつつ、修業先からのアドバイスも頂きながら収支計画の見直しと経営戦略・宣伝戦略の練り直しに注力をしておりました。とはいっても時々、不安でなんにも手に着かずに気ばっかり焦ってるみたいな時間もあったんですがね。
さて、担保は新しく別の物件を出したはいいけど、今度も評価額が希望融資額よりも低くなりますよ、とのこと。保証人を立てれば満額、ということらしいのですがポリシーとして保証人は立てまい、と思っておったのです。ま、ポリシーとゆうほどのもんじゃないですが、他人様にまでリスクを負わせる勇気がなかったわけですが。
ここにきて、また悩んだわけでありますね。
保証人がどうしても必要であるなら、このさいあきらめざるを得ないか、と。
今回は一旦撤退して業界で修行を積んで、無担保無保証人融資を利用できる資格を得てから再度挑戦すべしか、と。
(融資担当者は面接の時、飲食店での業務経験(おおむね6年以上)がないから無担保無保証人融資制度の利用は困難だろう、と言っていたのです。横浜一茶庵での修行は京都では実績として認められないみたい。プンスカ)
振り子のように揺れる日々が続きましたが、6月下旬、公庫から内示。保証人たてないなら希望額マイナス120万になるけどそれでもいいか?とのこと。
大あわてでエクセルの表を見直し、精査し、へつれるところはへつり、…うん、なんとかなる。運転資金もタイトではあるが最低限はできる。んじゃ、のるかそるか、いったれ!
と、最終的にはらがくくれたのでした。テナントの契約も工事の発注も、ご破算になる可能性もあるよ、と伝えてはおりましたが、最終的にGO!
かくて9月頭のオープンに向けて着々と進行しつつあるのです。
改装工事はいよいよ明日から。今日はネットが通じました。電話は今月末の予定。
振り返ると我ながらへたれの極致であります。ブログ更新する気も回らない、どうどう巡りのひびだったのでありました。なさけなやなさけなや。
ま、そんな奴でも店が作れれば後進の励みになるかな、と思ってなぐさめているところです。
んじゃまた
亭主敬白