ということで本日10時30分から工務店さんへ伺い見積の積算根拠の説明を受ける。大事な虎の子の金を使うための話ですから自ずと真剣になりますね。
詳細な説明をとりあえず聞き、そのうえで率直にこちらの思いを伝えました。
開業計画書は3月末の時点で渡していますし、そこで施主側の思いや構想についても伝えたと思っておりましたが、結果的にはそうでもなかったみたい。それが色んな局面で感じられたので今後の信頼関係づくりのためには言いにくいことも言わなあかん、と腹括って疑問、不安、苦情等あれこれ伝えた上で、ぶっちゃけた財政事情に基づく削減目標を提示。
まあ、あれですね。先方さんも別に悪気があるわけではないのですけど、やはり目先の、「必要と思われる工事」費用の積算ということになってしまうのでしょうね。当方の予算も明らかにしてたんですけど、職人の発想ってそうなのかなあ?結果的に施主の都合とは乖離してしまっている。
ここは多分序盤戦の大切な局面なのでしょうね。こちらの懐事情や思いという「現実」と職人側の「理想」とはどっかですりあわせて軟着陸させておかねばならない。言いにくいことも言う必要がある。
それはまあ、施工業者なんかある意味ナンボでもいるわけで、アカン、と思ったら切ってしまえばいいわけですが、やはり山科のネイティブな工務店さん。<切る>ことよりも共存共栄といったことを大事にしたいという思いがあって、信頼したいがためにあえて言わなあかんことを伝え、その上でジンテーゼに至るといった形を目指したのです。甘いっちゃ甘いんですけどね。
結果的にそのプロセスを通じてお互いフランクに言い合える関係の基礎はできたかな、と。しかし、根が小心者ですから面と向かって苦情を言うことにどれほどエネルギーの要ることか。
あれこれとこちらからもアイデアを出し、現見積額の半額にすることを目標に据え、結果的に見積のやり直し、ということになりました。
ふむふむ。
すべてを一挙に解決してくれる白馬の王子様は現れてはくれないのですね。当たり前か。嫌な役割もすべて自分で全うせなしゃあないのです。
実はちょっとストレスな場面だったのですが、結局最後は自分自身の自己責任でなんとかせなしゃあないんや、ということがわかって改めて褌の紐を締め直した(もちろん比喩表現であります)、ということは収穫なんだろうと思います。
さて、融資申込みに必要な見積が揃いつつあるのですが、肝心のテナントとの仮契約はまだ。
んで、明日午前中に仲介業者と条件についての交渉をする予定を入れました。
これも結構正念場な場面ですよね。少しでも家賃、保証金、更新料が安くなればそれは経営の安定、初期投資の少なさに直結する訳ですから。
というわけで明日も山場のひとつが控えています。
しまった!もう「明日」とちがう!「今日」やないか!もう寝る!
んじゃまた
亭主敬白